「ハンチバック」市川沙央

本の感想

2023.9.27(水)読了


ページを捲っていきなりエロ表現だったので面くらいつつも、HTMLタグが挿入されていることから、それが本筋でないことはわかったので、読み進められた。

田中が釈華に喧嘩売ってきたあたりからグイグイ引き込まれて一気に読んだ。
綴られるのは、怒り、悲しみ、諦め、妬みを含む尖った言葉たちだけど、なぜかおかしみをも含んでいて。
田中の「弱者」という言葉に対する釈華の反応は、自分を弱者だと前提しているようだったけど、弱者ってなんだ?と思わせられたり。

聖書の一節?が突然出てきた辺りは理解し難く、その後の展開がどういう意図なのか理解できず。
私の理解だと、救いになるのかならないのかわからない結末で…でもなぜなのか私は救われたような気持ちになって本を閉じた。

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